多分、こういうことなんでしょう。
自分が普通だと思えるのなら、オメデトウ。
世界はあなたのものです。
そうでないなら3つの選択肢があります。
1)普通のふりして生きていく
2)普通でないことを開き直って生きていく
3)この“普通”の世界の外に出る
“氷の海のガレオン”は2を選んだ少女の話、“悦楽の園”は
3を選んだ少女の話でした。
彼女たちの誇り高さは痛々しいほど美しく、ひどく眩しいものでした。
私自身が彼女たちと同年代だった頃はちょうど岐路に立っていた時期でした。
というのは、今になって分かったことですが。
学校というハコになじめず、何よりも集団の一員になることが出来なくて
目立たない優等生の仮面をかぶっていたのは1年ほど。
些細なことで糸が切れてしまい、ドロップアウトしたのでした。
もっとも勉強自体は好きだったので、学歴社会の裏街道を歩いて
今は表面的には普通の経歴を掲げています。
こうした私の選択は身内には受け入れがたいものだったらしく
今にして思えばよく生き延びれたなと。
ああ、誤解しないで下さいね。
肉体的に何らかの暴力を受けたとかではないですから。
ただ、ストレスからくる気分の上下がものすごく、また
常に最後の手段として自殺を保険のように思っていたので。
でも今はあの時期があって本当によかったと心から思っています。
ついでに学校から逃げたこと自体も正しい選択だったと。
優等生の仮面をかぶり続けていたら、私はどこかで壊れていたことでしょう。
この小説の少女たちと違って、私の家族は“普通”の人たちだった。
本人たちに言わせると、それぞれに悩みや苦しみがあるようですが
私の目で見ると、それでも集団に溶け込めて、この世界で無理なく
呼吸できているように見えます。
だから自分ひとりで生きていけると確信がもてた時
私は家族から離れました。
その結果、どれだけ楽に呼吸できるようになったことか!
“孤独”という代償を払っても十分おつりがくるくらいです。
今、私の友人たちが悩んでいることの大半は、この“普通”との齟齬に
由来するようです。
諦めれば楽になれるのにな〜と無責任にたきつけてますけど
彼女たちには彼女たちの理由があるようで、なかなか捨てられないらしく。
まあ所詮他人事ですし、最終的にどうなるかが見物だな♪なんて
人でなしといわれそうな考えで見守ってます(笑)
ちなみに前述の選択肢のうち、私が選んだのは2ですが
社会と関わらず生きて行ける甲斐性はないので、必要に応じて
1に擬態してます。
といってもボロが出やすいので、多少長く付き合うと
バレてくるとは思いますけど(^^ゞ