今のところ唯一、同時代に生きていてよかったと思える作家です。
神のように崇拝しているわけではなく、共感する部分もあれば
それはどうだろうと疑問に思う点もありますが
この方の社会を見る目を信頼しているんでしょうね。
自分の中でもやもやしていたものが、少し整理できました。
それにしても各年の最初にその年の出来事が載っていましたが
呆れるくらい忘れてまして、ああそういえば、と遠い過去のようでしたよ。
たった数年のことなのに、常々、最近の消費のスピードを恐ろしく
感じている自分がこの有様です。
傍観者を気取っても、結局のところ社会の一員であることからは逃げられず
また無意識にマスの一部となっているんでしょうか。
一応、選挙にはほぼ毎回足を運んでいるものの、90年代に抱えていた
社会への怒りはもう微塵もなく、今はただ自称傍観者として
命ある限りこの国の行く末を見届けたいと思うばかり。
同世代が家庭を持ち、徐々に社会の中心に立とうとしていますが
“私たち”が舵取りする時代に希望を見出せないのは、自分たちに
自信がないからなのかな・・・?
かといって、迷っても悩んでも時の流れは止められず、その未来は
確実に来るんです。
いっそ全てを壊してしまえば楽なのかもしれない、という危険思考が
浮かぶくらいには未来を諦めてるらしいです。
自分から考えることをとったら何も残らないと分かっていても
時々、思考停止してしまえばどんなに楽だろう。。。という
悪魔のささやきが聞こえます。
生きることは楽しいし、人間は面白い。
だけど同時に、面倒でややこしくて、どうしようもなくて
全てを捨ててしまいたくなる。
・・・ここ数年、この両極の間で振り子が揺れ動いています。