白黒つけたい

おそろし  三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
(2008/07/30)
宮部 みゆき

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怖かった〜〜〜。。゛(ノ>_<)ノ
怪物が出てくるとか、血塗れのシーンの連続とかの
直接的な怖さではなく、ふっと気がつくと、自分が別の世界に
連れ去れたような感覚。
ゾクゾクしながらページをめくってました。

宮部さんの本を読む時はハズレはないだろうという安心感が
95%ほどあるのですが、それが裏切られたことがないのが凄いです。

おちかを変えたある事件。
彼女に引き寄せられるかのように集まってくる語り手たち。
哀しくもどこか美しい昔語り。
絵に描いたような悪役がいればいいのに・・・と思う話もあります。
誰もが少しずつ糸を引き、最終的に織物が解けてしまう。
そんなイメージが浮かんでました。

どうしようもない事が起こった時、人が折り合いをつける場合
「誰かのせいにする」「自分を責める」
の2つに分かれる気がします。
前者の方が一見楽なんですけど、憎しみは消えることがないばかりか
他のものも喰らって大きくなる一方です。
反対に後者は最初が辛い。その重さに耐え切れなくて
逃げ出したくなるのも仕方ないくらいです。
だけどその辛さを耐え切った時、光を見ることが出来るでしょう。

宮部さんの描く主人公はいつも後者に属する人で
人としての弱さも抱えているけれど、そういう自分の弱さを
ちゃんと直視できる人たちです。
だから私は安心して読んでいられるのでしょうね。
そして世界が割り切れないことを悩み続けていてもいいんだな
と思わせてくれるんです。
“正義”と“悪”の2つに分類できれば、本当に楽なんでしょうけど。
そんな世界はつまらないと思ってしまうからε- (^、^;

余談ですが、三島屋のご夫婦はいいですね〜〜!
夫婦とは何らかの縁があって一緒になった人たちだと思ってますけど
このお二人は本当にいい組み合わせです(*^ー^*)♪

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by HAL0715  at 23:02 |  本:著者別ま行 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

オンナであること

白蝶花白蝶花
(2008/02)
宮木 あや子

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語り手と時代を変えつつ綴られた一冊でした。

1話目で女って怖いな。。。。。。と思わされた結果
残りの話も、何だかんだ言いつつ彼女たちは
みんな一人で生きていけるよな、なんて思ってました(^_^;)
経済的な条件を除外すれば、一人で生きていけないのは
むしろ男の方なんじゃないかと。

ハイ、わかってます。
例によって私の読み方がかなりズレてることは(;-_-) =3
でも逆さに降っても、事態の翻弄された女性の悲しさだとか
制約の中で燃え上がった愛だとかに「感動しました!」てな
感想は出てこないんですよ。

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by HAL0715  at 21:30 |  本:著者別ま行 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

幸せな週末

ステップファザー・ステップ (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK)ステップファザー・ステップ (講談社MOOK 講談社ペーパーバックスK)
(2008/05)
宮部 みゆき

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これ、反則ですよねっ!?
宮部さんの作品の中でも特に好きな話のイラストが荒川さんだなんてっ!!!!
情報をキャッチしたのが遅くて、残ってるかな・・・と不安半分で
7−11に行ってみましたが、ちゃんとありました\(^o^)/

久々に読み返しましたが、やっぱりこの話好きですvvv
最終話で使われた画聖の作品には大爆笑(≧∇≦)!!
十数年前、はじめて読んだときも同じく大爆笑だったんですけど
やっぱいいなーーーー、コレvvv

全然関係ないことですが、今日はあまりにもびっくりする出来事に遭遇し
目の大きさが普段の2.5倍になってるような状態だったんですよ。
そこにこの本を読んでしまったので、きっとこの状態を幸せというのね、、、
と一人で納得しているワケです。
ホンットに生きてるといろんなことがありますね〜〜
だからこそ、楽しいんですけど♪

余談ですが、同時発売の美形探偵も買ってしまいました(* ̄∇ ̄*)
バイト君は又の機会に・・・

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by HAL0715  at 22:02 |  本:著者別ま行 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

真実の不在

下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)
(2006/10)
森 達也

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まずはお疲れ様です。

以上、この著者を追いかけようと借りてみた、事件についての興味が
かなり低い人間が読了後、最初に思ったことでした(^^ゞ

どんな業界でも成功したいなら、とりあえず名乗りを挙げること
そして自分の価値観に疑問を抱かないことが最低条件なんですね。
わかってたことだけど、私には無理ですねえ。。。
まあ今まで通り、社会の片隅でひっそりと生きていくことにします。

さて肝心の事件については、真実を探すことに意味はあるのか?は
禁句でしょうね。
『事実は1つ、真実は人の数だけ』で片付ける私が簡単すぎるのか・・・

例の世界が変わったといわれる事件以降、思考の根底に
刻まれたことが2つあります。
1つ目は自分が重要人物だと思っている人間にとっては
他人の命ほど安いものはない、ということ。
2つ目は起こったことは当事者の手を離れて一人歩きを始める、ということ。
こう考える人間にとっては、この下山事件も同じに見えます。

なので事件そのものより、その後について。
薄々感じてたことですが、どれだけ時代が変わっても
ほんっとうに人間のやることは変わりませんね。
だからこそ、真相を究明して同じことを繰り返さないよう教訓にするべきだ!
とおっしゃる意味もよく分かります。
が、真実が明らかになっても同じような事件が起きないとは
思えないんですよね。。。

本気で流れを変えたいのなら、一度全てを断ち切る必要があるんじゃないか。
地続きの線路上を走っている限り、列車は空は飛べないし、海にも潜れない。
ならばいったん車庫に入れて、カスタマイズするか、新しい車両と入れ替えよう。
多分、これは私が短気なんでしょうね。
下手に手を加えるより、全て壊して作り直したほうが早い、と考えてしまうんですよ。
だから、犬養(@魔王)がやろうとしていることも悪くないと思えるのでしょう。
大勢が同じ方向を向くことの怖さを学んできたはずなのに、それでも
世界が変わるのなら・・・と夢を見るんだろうなぁ。
自分の非力さは仕方ないけど、何が出来るのか、を考える前に
自分は何をしたいのかをそろそろ明確にすべきかもしれません。
人生の折り返し点も近いことですし。
まずはこれまで吸収してきたモノを元に考えること。
そこからですね。

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by HAL0715  at 19:44 |  本:著者別ま行 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑

視覚で楽しむお菓子

雨の塔雨の塔
(2007/11)
宮木 あや子

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うーーーん、微妙。

変に勿体つけすぎて、思わせぶりなまま話が進み、転がらないまま
終わってしまった気が・・・
一応、話は動いてますけど、どうにも奥行きが足りなくて。
少女(・・・でいいのかな?)たちも、矢咲以外の3人は
輪郭が曖昧でしたし。
大学生というのは珍しかったけど、、、

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by HAL0715  at 20:45 |  本:著者別ま行 |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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Author:HAL0715
とある街の片隅で生息中。フィクションがなければ生きていけない人種。ただしTVは守備範囲外。

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